皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。
私たちの国、日本には「日本国憲法」という最高のルールがあります。
「憲法なんて難しそう……」と思うかもしれませんが、実は皆さんが毎日学校に行けたり、好きなものを買えたり、平和に過ごせたりするのは、この憲法が「三つの基本原理」という強力な魔法で私たちを守ってくれているからなんです。
今回は、テストや入試で必ず出る日本国憲法の三つの基本原理について、具体的な例を出しながらどこよりも分かりやすく解説します!
国民主権、基本的人権の尊重、平和主義
1. 日本国憲法を支える「三つの基本原理」
日本国憲法には、絶対に揺るいではいけない3つの大きな柱があります。
- 国民主権:政治の主役は私たち国民であるということ。
- 基本的人権の尊重:人間が生まれながらに持っている権利を大切にすること。
- 平和主義:二度と戦争をせず、武器で争いを解決しないこと。
この3つが揃うことで、今の日本の自由で平和な社会が成り立っています。

2. 【具体例】3つの原理は私たちの生活のどこにある?
言葉だけではイメージしにくいので、実際の例を見てみましょう。
① 国民主権の具体例
国のあり方を決めるのは「王様」ではなく「私たち」です。
- 選挙:例えば、「体育館に温水プールを作る!」という候補者Aさんと、「大型ショッピングモールを作る!」という候補者Bさん。どちらの未来が良いか、18歳以上の国民が投票で決めることができます。
- 国民投票:憲法を変えるときには、最後は国民が国民投票でOKを出さない限り、勝手に変えることはできません。
② 基本的人権の尊重の具体例
「誰もが一人ひとり大切にされる」という考え方です。
- ユニバーサルデザイン:車椅子の人や高齢者、誰でも使いやすい「多機能トイレ」が街にあるのは、すべての人の権利を大切にするという人権の考え方が形になったものです。
- 教育を受ける権利:皆さんが学校で勉強できるのも、憲法が保障する大切な人権の一つです。
③ 平和主義の具体例
二度と戦争の悲劇を繰り返さないための決意です。
- 憲法第9条:他国との争いが起きても、武力を使って解決することを放棄しています。
- 慰霊碑や平和学習:各地にある戦没者追悼式や平和祈念式典は、「二度と戦争をしない」という平和主義の精神を忘れないために行われています。
3. 【徹底比較】「三つの基本原理」がある日本 vs ない日本
もし、今の憲法にこの三原則がなかったらどうなるでしょうか?かつて(戦前)の日本や独裁国家の例と比較してみましょう。
| 項目 | 原理がある今の日本 | もし原理がなかったら…… |
| 主権 | 国民主権:国民が主役 | 天皇主権や独裁者:一人の命令で国が動く |
| 人権 | 永久不可侵:生まれながらの権利 | 制限される:政府に反対すると逮捕・検閲される |
| 平和 | 平和主義:戦争放棄 | 戦力の保持:いつでも戦争に行かされる可能性がある |
戦前の日本では、手紙の内容を政府に勝手に読まれる「検閲」が行われていました。今の私たちがラインで自由に友達と話せるのは、憲法が人権を守ってくれているおかげなのです。
4. 豆知識:憲法のお祝いの日が2つある?
公布と施行の違い
憲法には大切な記念日が2つあります。
- 公布(こうふ):1946年11月3日。「新しい憲法ができたよ!」と発表した日。今の「文化の日」です。
- 施行(しこう):1947年5月3日。「今日から実際に使うよ!」とスタートした日。今の「憲法記念日」です。入試ではこの2つの日付と祝日の名前がセットでよく出ます。しっかり覚えておきましょう!
5. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 日本国憲法の三つの基本原理をすべて答えなさい。
【問2】 政治のあり方を最終的に決定する権限が国民にあることを何といいますか。
【問3】 憲法第9条で、戦争を放棄し、戦力を持たないことを定めた原理を何といいますか。
【問4】 人間が生まれながらに持っている、侵すことのできない権利を何といいますか。
【問5】 1946年11月3日に憲法が発表されたことを何といいますか。また、その日の現在の祝日名は何ですか。
6. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 国民主権、基本的人権の尊重、平和主義
【問2】 国民主権
【問3】 平和主義
【問4】 基本的人権
【問5】 公布(こうふ)、祝日名は文化の日
7. 入試に出る記述問題
【問題】
「平和主義」について、日本国憲法第9条ではどのように定められていますか。「武力」という言葉を使って説明しなさい。
8. 答え
【解答例】
国権の発動たる戦争を放棄し、国際紛争を解決する手段としては武力による威嚇や武力の行使は永久にこれを行わないと定められている。

