「少子高齢化」がもたらす3つのピンチと解決のヒント~支える人が足りない!?~

皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。

アニメの『ちびまる子ちゃん』を見たことがありますか?おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、そして子供たちが一緒に住む大家族。昭和の時代にはよく見られた光景ですが、今の日本は少し様子が違います。

お年寄りが増える一方で、生まれてくる子供が減る少子高齢化。これが進むと、私たちの生活にどんな「困ったこと」が起きるのでしょうか?今回は、試験にもよく出る3つの大きな問題をスッキリ解説します!

少子高齢化の課題


1. 働く人がいなくなる?「生産年齢人口」の減少

社会を支える働き手(15歳から64歳まで)のことを生産年齢人口といいます。

少子化が進むと、この「働く世代」がどんどん減ってしまいます。

  • 人手不足:お店の店員さん、バスの運転手さん、お医者さんなど、あらゆる仕事で人が足りなくなります。
  • 経済の勢いがなくなる:新しい製品を作ったり、サービスを生み出したりする力が弱まり、国全体の元気(経済成長)がなくなってしまいます。

2. 「騎馬戦」から「肩車」へ?年金の重い負担

お年寄りの生活を支えるための仕組みを年金といいます。日本の年金は、いま働いている現役世代が、いまのお年寄りを支える「仕送り」のような仕組みです。

時代支え方のイメージ状況
神輿(みこし)型たくさんの若者で一人のお年寄りを支える。
現在騎馬戦(きばせん)型2〜3人の若者で一人のお年寄りを支える。
未来肩車(かたぐるま)型1人の若者が一人のお年寄りを支える。

このように、少子高齢化が進むと国民一人あたりの社会保障費(年金や医療費)の負担がどんどん重くなってしまいます。これが、皆さんが大人になった時に直面する大きな課題です。


3. お祭りがなくなる!?地域を支える力の喪失

家族の形が「大家族」から「核家族」や「単身世帯」へと変わったことも影響しています。

  • 地域の見守りが消える:一人暮らしのお年寄り(独居老人)が増え、病気や困りごとに周囲が気づきにくくなります。
  • 伝統や行事のストップ:お祭りやゴミ拾い、防犯パトロールなど、地域を維持するための活動(自治会活動)に参加する人がいなくなり、街の活気が失われてしまいます。

💡 豆知識:認知症予防は「若いうちから」?

高齢者が増える中で、健康に長生きする(健康寿命を伸ばす)ことが大切になっています。実は、認知症の予防には「笑う」「会話する」「新しいことに感動する」ことが効果的だと言われています。少子高齢社会を明るく生き抜くためには、若いうちから「脳のトレーニング」をしておくのが最強の対策かもしれませんね!


4. 基礎用語の確認問題(5問)

【問1】 15歳から64歳までの、社会の支え手となる人口を何といいますか。

【問2】 高齢者の割合が高まり、子供の数が減る現象を何といいますか。

【問3】 働いている世代が、高齢者の生活費を負担して支え合う仕組みを何といいますか。

【問4】 親・子・孫の三世代が一緒に住むような大きな家族を何といいますか。

【問5】 高齢になっても心身ともに自立して生活できる期間を何といいますか。


5. 基礎用語の確認問題の答え

【問1】 生産年齢人口

【問2】 少子高齢化

【問3】 年金(制度)

【問4】 三世代世帯(または大家族)

【問5】 健康寿命


6. 入試に出る記述問題

【問題】

少子高齢化が進むことで、社会保障制度(年金や医療など)の維持が難しくなると言われているのはなぜですか。「生産年齢人口」という言葉を使って説明しなさい。


7. 答え

【解答例】

高齢者の割合が増加する一方で、それを支えるための費用を負担する生産年齢人口が減少しているため、現役世代一人あたりの負担が非常に重くなってしまうから。


8. まとめ

  1. 生産年齢人口(15〜64歳)が減ると、労働力不足になり経済が停滞する
  2. 少ない若者でお年寄りを支えるため、一人あたりの年金負担が重くなる
  3. 一人暮らしの高齢者が増え、地域社会を支える力(防災や行事)が弱まっている
  4. 対策として、高齢者の健康維持や、子供を産み育てやすい環境づくりが急がれている
  5. 私たち主権者は、今の社会保障制度が将来どうあるべきかを考え、選挙などを通じて意見を出す必要がある


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