ドント式計算が1分で解ける!魔法の計算表の作り方と裏技

現代の民主政治

皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。

「比例代表制の計算、ややこしくて時間が足りない!」

「÷1、÷2、÷3……ってやってるうちに、どこまで数えたか分からなくなる!」

テストや入試で必ずと言っていいほど出るドント式

実はこれ、やり方さえ覚えれば「ただの割り算の書き出し」なんです。今回は、どんなに数字が大きくても、たった1分で正確に議席を配分できる「魔法の計算表」の作り方を伝授します!

比例代表制~ドント式の計算~


1. ドント式ってなに?

日本の衆議院や参議院の比例代表選挙で使われている計算方法です。

各政党の得票数を「1, 2, 3…」という整数で順番に割っていき、得られた答え(商)の大きい順に議席を割り振ります。

一見面倒そうですが、表を使えばパズルのように解けます!


2. 【実戦】1分で終わる「魔法の計算表」の作り方

例えば、定数(選ばれる人数)が6人で、得票数が以下のようになった場合を考えてみましょう。

  • A党:1200票
  • B党:900票
  • C党:600票

ステップ1:横に「政党名」、縦に「÷1、÷2、÷3」の表を書く

試験用紙の余白に、ササッと以下の表を書きます。

政党名÷1(そのまま)÷2(半分)÷3(1/3)
A党(1) 1200(4) 600(6) 400
B党(2) 900(5) 450300
C党(3) 600300200

ステップ2:大きい数字に丸をつける

定数は「6人」なので、表の中にある数字の大きい順に6番目まで印をつけます。

(※同じ数字が並んだ場合は、くじ引きなどで決めますが、テストでは重ならないようになっていることが多いです!)

ステップ3:議席を数える

印がついた数を政党ごとに集計します。

  • A党:3つ(1200, 600, 400)→ 3議席
  • B党:2つ(900, 450)→ 2議席
  • C党:1つ(600)→ 1議席

これで完了です!簡単ですよね?


3. 記述・計算のミスを防ぐ「3つの鉄則」

  1. 「定数」を最初に見る:何番目まで探せばいいか、問題文の最初にデカデカとメモしておきましょう。
  2. ÷3までで足りることが多い:定数が少ない場合は÷2まで書けば十分です。無駄な計算を省くのが1分で終わらせるコツ!
  3. 概数(およその数)で計算する:得票数が「123,456票」のように細かい時は、最初の3桁くらいだけ見て計算しても、順位は変わりません。

4. 豆知識:ドントさんはベルギーの数学者!?

💡 誰が考えたの?

この計算方法を考案したのは、ベルギーの法学者であり数学者でもあったヴィクトル・ドントさんです。

19世紀の終わり頃に作られたこの方法は、現在では日本だけでなく、ドイツやフランスなど世界中の多くの国で採用されています。実は世界スタンダードな計算方法なんですね!


5. 基礎用語の確認問題(5問)

【問1】 比例代表制で議席を配分する際、得票数を整数で割っていく計算方式を何といいますか。

【問2】 ドント式で各政党の得票数を割っていくとき、最初に割る数字は何ですか。

【問3】 日本の衆議院選挙で行われている、小選挙区制と比例代表制を組み合わせた制度を何といいますか。

【問4】 比例代表制において、個人名ではなく何に対して投票しますか。

【問5】 ドント式において、得票数を整数で割った結果の数字のことを何といいますか。


6. 基礎用語の確認問題の答え

【問1】 ドント式

【問2】 1

【問3】 小選挙区比例代表並立制

【問4】 政党(名)

【問5】 (しょう)


7. まとめ

  1. ドント式は、得票数を1, 2, 3…と割って、大きい順に議席を分ける方法
  2. ミスを防ぐには、横軸に政党、縦軸に割り算の計算表を作るのが最強
  3. 定数(当選人数)の分だけ、大きな数字に丸をつければ答えが出る
  4. 日本の衆議院・参議院の比例代表選挙で採用されている
  5. 私たち主権者は、自分が投じた一票がどのように議席に変わるのか、その仕組みを理解しておく必要がある

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