最強のパワーバランス!「三権分立」の仕組みを徹底解説

皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の公民を学んでいきましょう!

一人の王様がすべての決定権を持つ「絶対王政」の時代、国民は権力の濫用に苦しんでいました。それを解決するために生まれたのが、今回学ぶ三権分立(さんけんぶんりつ)です!

三権の抑制と均衡


1. なぜ「分ける」必要があるの?

フランスの思想家モンテスキューは、「権力を持つ者はそれを悪用しがちである」と考え、力を3つに分けて互いに見張る仕組みを提唱しました。

  • 立法権(りっぽうけん):法律をつくる力 → 国会
  • 行政権(ぎょうせいけん):政治を行う力 → 内閣
  • 司法権(しほうけん):争いを解決する力 → 裁判所

2. たがいに見張る「抑制と均衡」の仕組み

3つの機関は、じゃんけんのように互いをチェックし合い、力のバランスを保っています。

チェックの方向仕組みの名称内容
国会 → 内閣内閣不信任の決議衆議院が「内閣を信頼できない」と決議する。
内閣 → 国会衆議院の解散内閣が衆議院議員の身分を失わせ、選挙を行う。
裁判所 → 国会・内閣違憲審査制法律や命令が憲法に違反していないかチェックする。
国会 → 裁判所弾劾裁判所不適当な行為をした裁判官を辞めさせるか決める。
内閣 → 裁判所最高裁判所長官の指名裁判所のトップなどを任命・指名する。

3. 三権分立のボスは「国民」!

3つの機関を支え、最終的にチェックしているのは私たち国民です。

  • 国会へ:選挙
  • 内閣へ:世論(意見)
  • 裁判所へ:最高裁判所裁判官の国民審査

4. どっちの権力?仕分けチャレンジ!

次のニュースは、どの権力に関する内容でしょうか?

① 新しい「子ども基本法」が成立した。

立法権(国会)

② 首相が、新しい経済対策を発表した。

行政権(内閣)

③ 裁判所が、ある法律を「憲法違反」と判断した。

司法権(裁判所)

④ 芸能人がマネージャーを殴ったとして傷害容疑で訴えられた。

司法権(裁判所による刑事裁判)


5. 基本用語のキーワード

テストに出る重要単語を一覧表にまとめました。ここを覚えれば完璧です!

重要単語意味・ポイント
三権分立国家権力を立法・行政・司法に分け、独立させる仕組み。
モンテスキュー三権分立を唱えたフランスの思想家。著書は『法の精神』。
違憲審査制法律などが憲法に違反していないか審査する権限。
憲法の番人違憲審査の最終決定権を持つ「最高裁判所」の別名。
弾劾裁判所国会が設置する、裁判官を辞めさせるための特別な裁判所。
内閣不信任案衆議院が内閣に対し、政治を任せられないと意思表示すること。

6. 基礎用語の確認問題(5問)

【問1】国の権力を3つに分け、たがいに抑制と均衡を保たせる仕組みを何といいますか。

【問2】裁判所が、法律などが憲法に違反していないかを審査する仕組みを何といいますか。

【問3】「憲法の番人」と呼ばれ、違憲審査の最終決定権を持つのはどこですか。

【問4】国会が、問題のある裁判官を罷免(辞めさせる)するために開く裁判所は何ですか。

【問5】衆議院で内閣不信任案が可決されたとき、内閣がとるべき2つの行動は何ですか。


7. 基礎用語の確認問題の答え

【問1】三権分立

【問2】違憲審査制(違憲法令審査権)

【問3】最高裁判所

【問4】弾劾裁判所

【問5】内閣総辞職 または 衆議院の解散


8. 高校入試対応:記述問題

【問題】

三権分立において、3つの機関がたがいに抑制し合い、均衡を保つのはなぜですか。「集中」と「人権」という言葉を使って説明しなさい。

【解答例】

権力が一つの機関に集中して濫用されるのを防ぎ、国民の人権を守るため。

まとめ

三権分立は、一見複雑なパズルのようですが、すべては「私たち国民の自由を守るため」に作られた最強の安全装置です。

3つの機関が互いに「それ、憲法違反じゃない?」「いや、今の内閣はダメだ!」と厳しくチェックし合っているからこそ、民主主義が保たれています。

明日からのニュースで「不信任案」や「違憲」という言葉を聞いたら、このバランス図を思い出してくださいね!


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