皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の公民を学んでいきましょう!
選挙のニュースで「A党が3議席、B党が2議席…」と発表されるとき、どうやってその人数が決まっているか知っていますか?人ではなく「政党」に投票する比例代表制では、ドント式 という計算方法が使われています。
一見難しそうですが、実は**「わり算の表」を埋めて、数字の大きい順に丸をつけるだけ**のパズルなんです。今日はその手順を完璧にマスターしましょう!
比例代表制 ドント式の計算方法
1. 【準備】まずは「わり算の表」を書こう!
ドント式の計算で一番大切なのは、自分で表を書くことです。
今回は、「定数(当選できる人数)が4人」の場合を例に解説します。
まず、ノートに次のような表を準備します。左に政党名、上に「÷1」「÷2」「÷3」……と書いていきます。
2. 【実践】ドント式計算の3ステップ
ステップ①:わり算の表を埋める
各党の得票数を「1」「2」「3」……で順番に割って、答えを書き込みます。
※「÷1」は元の数字をそのまま書くだけでOK!
| 政党 | 得票数 | ÷1 | ÷2 | ÷3 |
| A党 | 1200票 | 1200 | 600 | 400 |
| B党 | 800票 | 800 | 400 | 266 |
| C党 | 500票 | 500 | 250 | 166 |
ステップ②:大きい順に「議席の数」だけ選ぶ
表の中にある「計算した答え」をすべて見比べます。その中から、**大きい順に4つ(定数分)**選び、順位をつけます。
- 1200(A党の÷1) → 【1議席目】
- 800(B党の÷1) → 【2議席目】
- 600(A党の÷2) → 【3議席目】
- 500(C党の÷1) → 【4議席目】
ステップ③:政党ごとに「丸の数」を合計する
最後に、それぞれの政党がいくつ議席をゲットしたか数えれば完了!
- A党:1位と3位で 2議席
- B党:2位で 1議席
- C党:4位で 1議席
3. 社会人先生の「ケアレスミス防止」裏技
テストで間違えないためのポイントは2つだけ!
- 大きな政党は「÷2」も強い!:A党のように、1位の後にすぐ2位(B党)がきても、その次にA党の「÷2」がランクインすることがよくあります。横着せずに「÷2」の列もしっかり見比べましょう。
- 割り切れないときは「切り捨て」:800÷3=266.6…のように割り切れない場合もありますが、基本的には切り捨てて整数で比較すれば大丈夫です。
4. キーワードまとめ
| 用語 | 内容 |
| ドント式 | 得票数を1, 2, 3…と順に割り、その答えが大きい順に議席を配分する計算方法。 |
| 定数 | その選挙区で当選できる人数のこと。 |
| 比例代表制 | 議席を「ドント式」などを用いて政党に配分する選挙制度。 |
5. 基礎用語の確認問題(ドント式実践)
【問題】定数(議席数)が3人の場合、それぞれの議席数はどうなりますか?
| 政党 | 得票数 | ÷1 | ÷2 |
| X党 | 600票 | (あ) | (い) |
| Y党 | 320票 | (う) | (え) |
6. 基礎用語の確認問題の答え
- (あ)600、(い)300、(う)320、(え)160
- 大きい順に3つ:600(X党)、320(Y党)、300(X党)
- 結果:X党=2議席、Y党=1議席
7. 高校入試対応:記述問題
【問題】
ドント式において、各政党の得票数を「1, 2, 3…」という整数で割って議席を配分するのはなぜですか。「公平」という言葉を使って説明しなさい。
【解答例】
各政党の得票率をできるだけ正確に議席数へ反映させ、1議席あたりの票数が各党で平等になるように公平に配分するため。ドント式は、一度やり方を覚えれば「絶対に点数が取れるラッキー問題」に変わります。
「わり算の表」を書く習慣をつけて、確実に正解をゲットしましょう!
