私たちの「当たり前」を守る盾 ―― 自由権の3つの正体

皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の公民について学んでいきましょう!

学校やビジネスの世界でも「ルール」は大切ですが、日本という国で私たちが一番守られている究極のルール、それが 自由権 です。

今日は、私たちが「自由に考え、行動できること」を支える3つの柱について、じっくり深掘りしていきましょう!この記事を読めば、テストで複雑に問われる自由権の分類がスッキリ整理できますよ。

自由権


1. 自由権は「国家からの自由」

自由権とは、一言でいうと「国家に邪魔されず、自由に物事を考え行動できること」です。

これを整理するために、まずはこの3つのキーワードを暗唱して頭に叩き込みましょう。

  1. 精神の自由
  2. 身体の自由
  3. 経済活動の自由

2. Yチャートで「自由」を整理しよう!

教科書に出てくる様々な自由を、思考ツールを使って詳しく分類しました。

分類該当する自由(例)解説
精神の自由言いたいことを言う、本を読む、学ぶ、宗教を信じる「心の中」や「表現」に関する自由です。何を信じ、どう表現するかは誰にも邪魔されません。
身体の自由手続きなしに逮捕されない「肉体」が不当に拘束されない自由です。警察でも、令状がなければ勝手に人を捕まえることはできません。
経済活動の自由住む場所を決める、職業を選ぶ、財産を持つ「お金」や「生活の基盤」に関する自由です。好きな仕事に就き、好きな場所に住む権利が含まれます。

授業では「いらない自由」として「信教の自由」を挙げた生徒もいましたが、歴史的にはこの自由を守るために多くの争いが起きてきたことも忘れてはいけません。


3. 歴史の流れと究極の問い:拷問は許されるのか?

後半は、よりシリアスな「自由の限界」について考えました。

【究極のシチュエーション】

テロ組織が爆弾を仕掛けた!逮捕した容疑者は場所を知っているが黙秘している。あと数時間で爆発すれば数百人の命が危ない。この時、容疑者に強い光を当て続けたり、トイレに行かせなかったりして、場所を吐かせる(身体の自由を侵す)ことは許されるだろうか?

実は、日本国憲法第36条では 拷問の絶対禁止 が定められています。

どんなに緊急でも、身体の自由を侵す残虐な行為は公務員には絶対に許されません。それほどまでに「自由」という権利は、重く守られている盾なのです。


4. キーワードまとめ

用語内容
精神の自由思想・良心、信教、学問、表現の自由の総称。
身体の自由法律の定める手続きによらなければ、拘束されない権利。
経済活動の自由職業選択や居住・移転の自由など、経済生活上の自由。
逮捕令状警察が人を逮捕するために必要な、裁判官が発行する書類。
拷問の禁止日本国憲法第36条により、絶対的に禁じられている。

5. 基礎用語の確認問題(5問)

【問1】 自分の考えを本にまとめたり、スピーチしたりする自由を何というか。

【問2】 好きな職業に就くことができる自由は、3つの分類のうちどれか。

【問3】 警察が現行犯以外で逮捕する際、裁判官が発行する何という書類が必要か。

【問4】 日本国憲法第36条で、絶対に行ってはならないとされている身体的苦痛を与える行為は?

【問5】 「居住・移転の自由」は、3つの分類のうちどれに当たるか。


6. 基礎用語の確認問題の答え

  • 【問1】 表現の自由(精神の自由)
  • 【問2】 経済活動の自由
  • 【問3】 逮捕令状
  • 【問4】 拷問
  • 【問5】 経済活動の自由

7. 高校入試対応:記述問題

【問題】

日本国憲法において、身体の自由を守るために、警察などが逮捕令状なしに(現行犯を除き)人を逮捕することが禁じられているのはなぜか。その理由を説明しなさい。

【解答例】

国家権力による不当な逮捕や拘束を防ぎ、個人の身体の自由を確実に保障するため。

自由権は、私たちが社会で「自分らしく」生きるための基盤です。

精神・身体・経済のどれか一つが欠けても、本当の自由とは言えません。自分の自由が守られていると同時に、他人の自由も尊重しなければならないという感覚を大切にしましょう。

次は、自由を守るために私たちが政治に参加する権利、 参政権 について学んでいきましょう!


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