「少子高齢化って、なにが問題なの?」
「お年寄りが増えると、どうして社会に影響があるの?」
この記事では、認知症の予防や家族のかたち、人口の変化、年金問題など、少子高齢化のリアルな影響を、アニメの家族を交えて中学生にもわかりやすく解説します。
少子高齢化
1. まずはクイズからスタート!
- 治りにくいのはどれ?
- 風邪
- 骨折
- 擦り傷
- 脳の病気
**正解は「脳の病気」**です。
その一例が「認知症」。現時点では完治が難しいとされる病気です。
✅ 予防のカギは…
- 会話をする
- 笑う/楽しむ
- 早寝早起き
- 運動・頭の体操
- ひらめきや達成感
つまり、“人との関わり”と“刺激ある生活”が脳を元気に保つヒント!
2. アニメでわかる家族のかたち
『ちびまる子ちゃん』の家族構成:
→ おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に暮らしている →「三世代世帯」
『クレヨンしんちゃん』の家族構成:
→ 父・母・子どもだけ →「核家族世帯」
→ 今は三世代世帯が減少し、単身世帯(ひとり暮らし)が増加していることが統計からも分かります!
3. 人口ピラミッドで見る未来の日本
✅ ポイント
- 1960年:下が広がった「ピラミッド型」(子ども多め)
- 2060年:上が広がった「つぼ型」(高齢者多め)
→ 子どもが少ない × 高齢者が多い=これが少子高齢化です!
👶 「合計特殊出生率」とは?
一人の女性が一生に生む平均の子どもの数のこと。
- 減少している → 少子化が進んでいる証拠
- 一方、平均寿命はのびている → 高齢化が進む!
結果:
少子高齢化が同時進行中!
4. 年金の仕組みに影響が…
教科書にも出てくる「年金の負担図」では、
昔:3人の若者が1人の高齢者を支える
現在:1.9人で1人を支える
未来:1人で1人以上を支える⁉
→ 子どもが少なくなることで、
高齢者を支える人が減る=社会保障の仕組みに負担が大きくなるのです。
キーワードまとめ
用語 | 内容 |
---|---|
少子化 | 子どもの数が減っていくこと |
高齢化 | 高齢者(65歳以上)の割合が増えること |
少子高齢化 | 子どもが減り、高齢者が増える状態 |
核家族世帯 | 親と子、または夫婦のみの家族 |
合計特殊出生率 | 1人の女性が一生に生む子どもの平均数 |
確認問題
❓ 単語の確認問題(選択式)
- 「三世代世帯」とは、どんな家族?
A. 親と子の家族 B. 祖父母・親・子が一緒に暮らす家族 C. 夫婦2人 D. 子どもだけの家族 - 少子化が進むことで起きる主な問題は?
A. 保育園が増える B. 国語の教科書が減る C. 高齢者を支える人が減る D. 子どもの身長が伸びる - 合計特殊出生率は何をあらわす?
A. 1年の出生数 B. 医療費の平均 C. 女性の身長 D. 一生に生む子どもの平均人数 - 高齢化の原因として当てはまるものは?
A. 運動のしすぎ B. 平均寿命の延び C. 食事の減少 D. SNSの流行 - 核家族世帯に含まれるのは?
A. 祖父母と同居の家族 B. ひとり親家庭 C. 夫婦2人の家庭 D. 孫だけの家庭
✅ 単語の確認問題の答え
- B. 祖父母・親・子が一緒に暮らす家族
- C. 高齢者を支える人が減る
- D. 一生に生む子どもの平均人数
- B. 平均寿命の延び
- C. 夫婦2人の家庭
✍️ 用語練習問題(記述式)
- 少子化が進むと、社会にどんな影響があるかを説明しなさい。
- あなたの家族は何世帯にあたるかを答え、その特徴を説明しなさい。
- 認知症予防に有効な行動を2つあげ、その理由も書きなさい。
- 安佐中学校の生徒数の変化から、どんな社会の変化が読み取れるか説明しなさい。
- 年金制度において、少子化が問題とされる理由を説明しなさい。
✅ 用語練習問題の解答例
- 若い人が減ることで、働く人が不足し、年金や医療費などを支えるのが難しくなる。
- 例:私の家族は「核家族世帯」で、親と子どもだけで暮らしている。食事や生活の役割分担がしやすいが、祖父母とは離れている。
- 会話をする:脳の刺激になる/運動をする:脳への血流がよくなる
- 昔に比べて生徒数が大きく減っているため、子ども全体の数が減っている=少子化が進んでいる
- 支える若者が減ると、高齢者一人を支える人数が減り、年金制度が維持しにくくなる
コメント