多様化する家族の形~サザエさんとクレヨンしんちゃん~

皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。

皆さんは、アニメ『サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』を見て、「家族の人数が違うな」と感じたことはありませんか?実は、アニメに描かれる家族構成の変化は、そのまま日本の社会の変化を表しているんです。

今回は、変わりゆく「家族の形」と、それを支える地域の新しい仕組みについてスッキリ解説します!

多様化する家族の形


1. アニメで比較!「三世代世帯」と「核家族世帯」

日本の家族の形は、大きく分けて2つのパターンがあります。

三世代世帯:サザエさんファミリー

サザエさんの家には、サザエさん夫婦とタラちゃんだけでなく、お父さんの波平さん、お母さんのフネさん、そしてカツオくんやワカメちゃんまで一緒に住んでいます。 このように、「親・子・孫」の三世代が一つ屋根の下で暮らす世帯三世代世帯(大家族)といいます。昔の日本ではこれが「普通」の形でした。

核家族世帯:野原家(クレヨンしんちゃん)

しんちゃんの家は、お父さんのひろしさん、お母さんのみさえさん、しんのすけくん、ひまわりちゃんの4人家族です。おじいちゃんやおばあちゃんは別の場所に住んでいますね。 このように、「夫婦のみ」や「夫婦と未婚の子供」だけで構成される世帯核家族世帯といいます。


2. なぜ「ひとり暮らし」や「核家族」が増えているの?

現在の日本で見ると、サザエさんのような三世代世帯は減り、しんちゃんのような核家族や、一人で暮らす単身世帯(独居世帯)が急増しています。

変化の理由

  1. 未婚率の上昇:結婚をしない選択をする人や、結婚する年齢が遅くなる(晩婚化)が進んでいます。30代前半の男性の約半数が未婚というデータもあります。
  2. 仕事と育児の両立:都会へ働きに出る人が増え、親と離れて暮らす核家族が一般的になりました。
  3. 長寿化:おじいちゃんやおばあちゃんが長生きになり、夫婦二人だけ、あるいは配偶者を亡くした後に一人で暮らすケースが増えています。

3. 地域で支え合う!新しい「子育て」と「高齢者」支援

家族がバラバラに住むようになると、家の中だけで助け合うのが難しくなります。そこで、地域全体で支える仕組みが重要になっています。

子育て支援:街の「空き地」が宝物に!

  • 空き地の活用:最近では、街の空き地を活用して、子供たちが放課後に安心して過ごせる施設や、親子が交流できるスペースが作られています。
  • 第2代の子育て講座:現役のお父さん・お母さんだけでなく、かつて子育てを経験した世代(おじいちゃん・おばあちゃん世代)が「第2代」として、今の親たちにアドバイスしたり、一緒に遊んだりする講座も開かれています。

高齢者支援:買い物も相談も「玄関先」で!

  • 移動販売車:近くにスーパーがない高齢者のために、食品や日用品を積んだ車が家の近くまでやってきます。これは単なる買い物だけでなく、「今日も元気かな?」という見守りの役割も果たしています。
  • 地域包括支援センターの訪問:専門の職員が一人暮らしの高齢者宅を定期的に訪問し、健康の悩みや生活の困りごとの相談に乗っています。家族が遠くにいても、地域が「家族の代わり」となって支える仕組みです。

4. 豆知識:スーパーの棚に隠れた「家族の変化」

昔のスーパーでは、大きな袋に入った小麦粉や、大量の天ぷらがセットで売られていました。しかし最近は、「一人分」の少量パックや、温めるだけの簡単なセットが棚の目立つ場所にあります。 家族の人数が減ったことで、企業の売り方も「少人数向け」に大きく変わっているんですね。


5. 基礎用語の確認問題(5問)

【問1】 夫婦と未婚の子供、あるいは夫婦のみで構成される家族の形を何といいますか。

【問2】 サザエさんのように、親・子・孫の三世代が一緒に住む世帯を何といいますか。

【問3】 近年、未婚率の上昇や高齢化により増え続けている、一人で暮らす世帯を何といいますか。

【問4】 高齢者の健康や生活の相談を総合的に受け付ける、地域の拠点を何といいますか。

【問5】 少子高齢化により、社会を支える働き手(15〜64歳)が減ることを何といいますか。


6. 基礎用語の確認問題の答え

【問1】 核家族世帯

【問2】 三世代世帯

【問3】 単身世帯(独居世帯)

【問4】 地域包括支援センター

【問5】 生産年齢人口の減少


7. まとめ

  1. 日本の家族は三世代世帯から核家族世帯単身世帯へと多様化している
  2. 未婚率の上昇や長寿化により、従来の「大家族」による支え合いが難しくなっている
  3. 子育て支援として、空き地を活用した施設や世代を超えた講座が開かれている
  4. 高齢者支援として、移動販売車地域包括支援センターによる見守りが重要になっている
  5. スーパーの少量パック販売など、私たちの消費生活も家族の形の変化に合わせている
  6. 私たち主権者は、血縁だけでなく地域全体で助け合う「新しい絆」を育む必要がある


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