皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。
「地球温暖化を止めるためのルールって、いろいろあってややこしい!」
テスト勉強をしていると、似たような名前の会議や協定が出てきて混乱しますよね。
2100年には今より気温が最大4.8℃上昇すると予測されている現代。世界はこの危機をどう乗り越えようとしてきたのか。今回は、歴史の転換点となった3つの重要なステップを、パッと見て分かるように整理して解説します!
地球サミット・京都議定書・パリ協定を徹底比較
1. 【一目でわかる】地球環境を守る3つのステップ

まずは、時間軸と大きな違いをテーブルで確認しましょう。ここを覚えるだけで、テストの正答率がグッと上がります。
| 呼び名(年) | 会議の場所 | 決まったことのポイント | 参加した国の範囲 |
| 地球サミット (1992年) | リオデジャネイロ (ブラジル) | 「地球を守るために協力しよう」という大きな方針が決まった。 | ほぼすべての国 |
| 京都議定書 (1997年) | 京都 (日本) | 二酸化炭素(CO2)を減らす具体的な「数字」の目標を決めた。 | 先進国のみ |
| パリ協定 (2015年) | パリ (フランス) | 「今度こそ全員参加!」 気温上昇を2℃未満(できれば1.5℃)に抑える。 | すべての国 |
2. 1992年:地球サミット「すべてはここから始まった」
ブラジルのリオデジャネイロで開かれたこの会議(正式名称:国連環境開発会議)は、環境問題について世界が初めて本気で話し合った場所です。
- キーワード:持続可能な開発
- 決まったこと:「気候変動枠組み条約」や「生物多様性条約」が結ばれました。「環境を守りながら、経済も発展させていこう」という基本ルールが確認されたのです。
3. 1997年:京都議定書「先進国への厳しい宿題」
日本で行われたこの会議では、より踏み込んだ約束が交わされました。
- 最大の特徴:温室効果ガスを減らす義務が先進国だけに課されたことです。
- 当時の考え方: 「今まで地球を汚してきたのは先進国なんだから、まずは自分たちが責任を持って減らしなさい」という理屈でした。
豆知識:なぜ「京都」は限界があった?
当時、中国やインドは「途上国」として扱われ、削減の義務がありませんでした。しかし、その後これらの国が急成長して排出量が増えたため、先進国だけが頑張っても地球全体の温暖化が止まらなくなってしまったのです。
4. 2015年:パリ協定「歴史的な全員参加」
京都議定書の反省を活かして生まれた、現在進行中の最強ルールです。
- 最大の特徴:先進国も途上国も関係なく、すべての国が削減に取り組むことです。
- 具体的な目標:世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃より低く保ち、1.5℃に抑える努力をすること。
- 各国の自主性:各国が自分で目標を決め、5年ごとに「もっと頑張ります!」と報告し合う仕組みになっています。
5. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 1992年にブラジルで開かれた、地球環境に関する大規模な会議を何といいますか。
【問2】 京都議定書において、温室効果ガスの削減義務が課されたのはどのような国々ですか。
【問3】 パリ協定において、温室効果ガスの削減に取り組むことになったのはどのような国々ですか。
【問4】 パリ協定で掲げられた、世界の気温上昇を抑えるための目標数値は何℃未満ですか。
【問5】 地球温暖化の主な原因とされる、二酸化炭素(CO2)などのガスの総称を何といいますか。
6. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 地球サミット(国連環境開発会議)
【問2】 先進国
【問3】 すべての国(先進国と途上国の両方)
【問4】 **2℃**未満(努力目標として1.5℃)
【問5】 温室効果ガス
