皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の公民を学んでいきましょう!
前回は「国会」を攻略しましたが、今日はその国会が決めたルール(法律)を実際に動かす最強チーム、「内閣(行政)」を攻略します。
「もし総理大臣から電話が来たら、明日から君も大臣!?」そんな驚きのルールから、内閣がクビになる時のドラマまで、一気に見ていきましょう!
行政の仕組みと内閣
1. 「行政=内閣」ってなにをしているの?
行政(ぎょうせい)とは、国会が決めた法律や予算を「政策」として実行すること。その活動を指揮するのが内閣であり、トップが内閣総理大臣です。
内閣には、私たちの生活に直結する7つのお仕事があります。
- 行政機関を指揮監督する:各省庁(文部科学省など)への命令。
- 法律・予算の実行:道路建設、社会保障、教育など。
- 法律案・予算案の作成:国会へ提出する。
- 条約を結ぶ:外国との約束。(※承認するのは国会!)
- 最高裁判所長官の指名:裁判所のトップを決める。
- その他の裁判官の任命
- 天皇の国事行為への助言と承認:憲法1条に関わる大切な仕事。
2. 「社会人先生が大臣に!?」内閣総理大臣と仲間のルール
総理大臣一人の力では、日本中の仕事はできません。そこで、仲間である国務大臣を任命し、各省(文部科学省など)のリーダーを任せます。
ここで注目なのが、日本国憲法第68条!
「国務大臣の過半数は、国会議員の中から選ばなければならない」
これ、実はすごいことなんです。**「過半数(半分より多ければいい)」**ということは、残りの半分は議員じゃなくてもOK!
もし総理大臣から「社会人先生、文部科学大臣になってよ!」と頼まれたら、先生も、そして将来のあなたも、議員を通さず大臣になれる可能性があるんです。ワクワクしませんか?
3. 日本の「議院内閣制」vs アメリカの「大統領制」
日本とアメリカでは、リーダーの選び方が違います。ここもテスト頻出です。
- 議院内閣制(日本):国会が総理大臣を指名します。国会と内閣が**「連帯責任」**で政治を行うシステムです。
- 大統領制(アメリカ):国民が選挙で直接リーダー(大統領)を選びます。議会と行政がはっきり独立しているのが特徴です。

4. 内閣がクビになる!?「内閣不信任」の二択ドラマ
国会が「この内閣には任せられない!」と判断した時に出すのが内閣不信任案。これが可決されると、総理大臣には10日以内に「究極の二択」が迫られます。
- 衆議院を解散する:「国会と内閣、どっちが正しいか国民に判断してもらおう!」と、総選挙で国民の審判を仰ぐ。
- 内閣総辞職をする:「私たちが悪かったです……」とおとなしく全員で辞める。
国会と内閣がお互いをチェックし合うこの緊張感。これこそが日本の政治の面白さです!
5. 基本用語のキーワード
テスト直前にここだけは見直して!
| キーワード | 意味・ポイント |
| 行政 | 法律や予算に基づいて、実際に政策を行うこと。 |
| 内閣総理大臣 | 行政のトップ。国会が指名し、天皇が任命する。 |
| 国務大臣 | 内閣を構成するメンバー。過半数は国会議員である必要がある。 |
| 閣議 | 内閣総理大臣と国務大臣が集まって意思決定をする最高会議。 |
| 議院内閣制 | 内閣が国会の信任に基づいて成立し、国会に対して責任を負う制度。 |
6. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】国会が議決した法律や予算に基づいて、政策を実行することを何といいますか。
【問2】内閣総理大臣が任命する、内閣を構成する各省の長などのことを何といいますか。
【問3】内閣が国会の信任に基づいて成立し、国会に対して責任を負う仕組みを何といいますか。
【問4】衆議院で内閣不信任案が可決された際、内閣が選ぶことができる2つの道は何ですか。
【問5】天皇の国事行為に対して、内閣が行う必要があることは何ですか。
7. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 行政
【問2】 国務大臣
【問3】 議院内閣制
【問4】 衆議院の解散 または 内閣総辞職
【問5】 助言と承認
8. 高校入試対応:記述問題
【問題】
日本の「議院内閣制」において、内閣不信任案が可決された場合に、内閣が衆議院を解散するのはなぜですか。「国民」という言葉を使って説明しなさい。
【解答例】
国会と内閣の意見が対立した際に、解散による総選挙を行うことで、主権者である国民に直接その是非を問い、審判を仰ぐため。政治は「どこか遠くの人が決めている難しいこと」ではありません。総理大臣が仲間を選び、国会と時には協力し、時には対立しながら「日本をどう良くするか」を競い合うドラマです。大臣になれるチャンスは、ルール上、誰にでもあります。そう思うと、教科書の文字が少し輝いて見えませんか?この仕組みを知れば、今日からニュースが「自分たちの未来を決める物語」に変わります。次はあなたの番です。日本の未来を一緒に考えていきましょう!
