皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民(経済)を学びましょう。
「最近、景気が悪いなぁ」とか「ニュースで増税の話ばかりしてる」と感じたことはありませんか? 実は、政府は私たちの生活が苦しくなりすぎたり、逆にお祭り騒ぎになりすぎたりしないように、裏側で「お金の量」をコントロールしています。
今回は、テストや入試で必ず狙われる政府の経済対策「財政政策(ざいせいせいさく)」について、スッキリ解説します!
政府の財政政策
1. 財政政策は「経済のアクセルとブレーキ」
景気には、モノがよく売れる「好景気」と、モノが売れなくなる「不景気」の波があります。これを放置すると大変なことになるため、政府が調整役に回ります。
政府が使うツール(道具)は主に2つ。「公共事業」と「税金」です。

2. 【不景気のとき】アクセルを全開にする!
モノが売れず、失業者が増えてしまう不景気のとき。政府は景気を「温める」ためにアクセルを踏みます。
- 公共事業を増やす(仕事を創る): 道路や橋を作る工事を増やします。工事をする会社にお金が入り、そこで働く人の給料が増え、みんなが買い物をするようになります。
- 減税をする(お財布を温める): 税金を安くします。手元に残るお金が増えるので、みんながモノを買いやすくなり、景気が回復に向かいます。
3. 【好景気すぎるとき】ブレーキをかける!
景気が良すぎてモノの値段が上がりすぎる(インフレ)のも問題です。そんなときは、政府がブレーキを踏んで冷やします。
- 公共事業を減らす: 景気がいいときは民間企業の仕事がたくさんあるので、政府の工事をあえて減らします。
- 増税をする: 税金を高くして、世の中に出回るお金の量を抑えます。
4. 【豆知識】「関空の橋」に隠されたムダのチェック
公共事業(財政政策の一つ)は大切ですが、使い道を間違えると私たちの税金がムダになってしまいます。
★ 鋭い視点でチェック! 関西国際空港の連絡橋は、立派な**「片側3車線」で作られました。しかし、その先の阪神高速は「2車線」しかない場所があります。 広い道から急に狭い道へ……。これでは出口で大渋滞が起きてしまいますよね。「1車線増やす費用」は、すべて私たちの税金です。 政府が「景気対策だ!」と言って工事をするとき、それが本当に効果的なのかを監視する目を持つことが、将来の主権者である皆さんの大切な役割です。
5. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 政府が景気を安定させるために、公共事業や増税・減税を行うことを何といいますか。
【問2】 不景気の際、政府が景気を刺激するために行う工事(道路や橋の建設など)を何といいますか。
【問3】 景気を良くするために、政府が意図的に税金を安くすることを何といいますか。
【問4】 公共事業を増やすことは、景気に対して「アクセル」と「ブレーキ」のどちらの役割になりますか。
【問5】 財政政策において、公共事業などの支出(歳出)を調整する計画のことを何といいますか。
6. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 財政政策
【問2】 公共事業(公共投資)
【問3】 減税
【問4】 アクセル
【問5】 予算
7. 入試に出る記述問題
【問題】 不景気のとき、政府が公共事業を増やすのはなぜですか。「雇用」「消費」という言葉を使って、その理由を説明しなさい。
8. 答え
【解答例】 公共事業を増やすことで仕事を創り出して雇用を確保し、人々の所得を増やすことで消費を活発にして景気を回復させるため。
