皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民(経済)を学んでいきましょう。
「最近景気がいいよね」なんて言葉、聞いたことありませんか? 実は、景気の「気」は「気分の気」とも言われるほど、私たちの気持ちと深く関わっているんです。
今回は、プロ野球の「広島東洋カープが優勝する」というおめでたいニュースから、私たちの「お小遣い」、さらには「日本銀行のすごい仕事」まで、経済のつながりをスッキリ解説します!
景気と金融政策
1. カープが優勝すると、なぜお小遣いが増えるの?
地元チームが優勝すると、街中がお祭り騒ぎになりますよね。実はこれが景気を良くする強力なスイッチになります。
【好景気へのロードマップ】
- カープ優勝!:ファンの気分が最高に良くなる。
- 優勝セール!:デパートやスーパーにお客さんが殺到して、モノが飛ぶように売れる。
- 会社の売上アップ:お父さんやお母さんの働いている会社の利益が増える。
- 給料・ボーナスアップ:会社の儲けが社員に還元される。
- お小遣いアップ!:家計に余裕ができて、ついに皆さんの手元にお金が届く!
このように、モノがよく売れ、仕事が増え、収入が上がる状態を好景気(こうけいき)といいます。
2. 「好景気」と「不景気」の見分け方
景気には「波」があります。テストによく出る特徴を整理しておきましょう!

| 特徴 | 好景気(ブーム) | 不景気(リセッション) |
| お店の様子 | お客さんでいっぱい! | ガラガラ……。 |
| モノの動き | どんどん売れる(在庫が減る) | 売れ残る(在庫がたまる) |
| 仕事の数 | 求人が増える(人手不足) | 失業者が増える(倒産も……) |
| お給料 | ボーナスが上がる! | なかなか上がらない、下がる |
不景気のときは、モノが売れなくなるので、会社は生産を減らし、さらにお金が回らなくなるという「悪いサイクル」に陥ってしまいます。
3. 日本銀行の「魔法」:景気の温度を調節する!
景気が良すぎると「物価が上がりすぎる(インフレ)」し、悪すぎると「生活が苦しくなる(デフレ)」……。そこで、経済のドクターとして登場するのが日本銀行(日銀)です!

日銀は、国債(国の借用書)を売り買いすることで、世の中に出回るお金の量を調節しています。これを金融政策(きんゆうせいさく)といいます。
① 不景気のとき:買いオペレーション
- 日銀がやること:銀行が持っている国債を「買う」。
- お金の流れ:日銀から銀行へ、代金として大量の現金が支払われる。
- 結果:銀行にお金が余るので、金利(利子)が下がる。企業がお金を借りやすくなり、生産が活発になって景気が回復へ向かう!
② 景気が良すぎるとき:売りオペレーション
- 日銀がやること:銀行に国債を「売る」。
- お金の流れ:銀行から日銀へ、代金として現金が回収される。
- 結果:世の中のお金が減るので、金利が上がる。企業は借金をしにくくなり、景気の過熱が抑えられる。
4. 【豆知識】歴史を変えた「石油危機」
不景気の原因は国内だけではありません。1973年、中東での戦争をきっかけに、石油の値段が跳ね上がる石油危機(オイルショック)が起きました。
★ トイレットペーパー騒動
「石油がなくなると紙が作れなくなる!」という噂が広まり、日本中の主婦がスーパーへ走ってトイレットペーパーを買い占めるという大パニックが起きました。
これにより、日本は戦後初めて「マイナス成長」という深刻な不景気を経験することになったのです。
5. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 景気の「波」のうち、モノがよく売れ、失業者が減る状態を何といいますか。
【問2】 日本銀行が、国債の売買を通じて世の中のお金の量を調節することを何といいますか。
【問3】 不景気の際、日銀が銀行から国債を買い上げ、世の中にお金を流すことを何といいますか。
【問4】 買いオペレーションの結果、銀行から企業への貸出金利(利子)はどうなりますか。
【問5】 1973年、石油価格の急騰により日本を襲った経済パニックを何といいますか。
6. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 好景気
【問2】 金融政策
【問3】 買いオペレーション
【問4】 下がる
【問5】 石油危機(オイルショック)

