皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も一緒に社会科の公民について学んでいきましょう!
「自由って、何をしてもいいってこと?」 「次のテストに出る『国民の三大義務』を確実に暗記したい!」
そんな皆さんのために、今日は「自由のルール」と「国民の義務」をスッキリ解説します。この記事を最後まで読めば、テストの記述問題で狙われやすい 公共の福祉 の使い方がバッチリわかって、点数アップ間違いなしです!
「公共の福祉」と国民の義務
1. アリとキリギリスに学ぶ 権利 と 義務
皆さんは『アリとキリギリス』のお話を知っていますか? 夏の間、歌ってばかりいたキリギリスが、冬になって飢え死にしそうになり、アリに助けを求めるお話です。
授業で「自分がアリなら食べ物を分けるか?」を考えたとき、面白い意見がたくさん出ましたね。分ける派の人でも「家の前で死なれると処理が困る」という現実的な意見もありました。
実はこれ、公民の教科書に出てくる**生存権**(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)に関わる問題なんです。
キリギリスが生存権を保障されなかったのはなぜでしょう? それは、国民の義務の一つである**勤労の義務**を怠ったからです。「義務を果たさずに権利を主張することはできない」という厳しい現実が、この童話には隠されているのですね。
2. 絶対に覚えよう! 国民の三大義務
日本国憲法が定める国民の義務は、次の3つです。暗唱できるようにしましょう!
- 勤労の義務:働いて、社会を支えること。
- 納税の義務:税金を納めて、公共サービスを支えること。
- 普通教育を受けさせる義務:保護者が、子どもに教育を受けさせる義務。
【ここでクイズ!】 中学生の皆さんが負っている義務はどれでしょう? 答えは……**納税の義務**です! 皆さんが買い物をしたときに払う「消費税」も立派な納税。実はもう、義務を果たしているんですよ。「教育を受けさせる義務」は、皆さんではなく「保護者(親など)」の義務ですので、間違えないようにしましょう!
3. 公共の福祉 =みんなの幸せ
私たちの自由や権利は、いつでも100%認められるわけではありません。 憲法22条には、こう書かれています。 「何人も、**公共の福祉**に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」
公共の福祉 とは、簡単にいうと「みんなの幸せ」のこと。 自分勝手な行動が、周りの人の迷惑になるとき、私たちの自由は制限されます。
- 職業選択の自由の制限:無免許の人が「医者になりたい!」と手術をしたら、患者さんが死んでしまうかもしれません。みんなの命を守るために、「免許が必要」というルールで制限されています。
- 教育を受ける権利の制限:インフルエンザにかかったら出席停止になります。「学校に行きたい!」という権利よりも、「周りの人にうつさない(みんなの健康)」が優先されるからです。
4. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】日本国憲法が定める「国民の三大義務」をすべて答えなさい。
【問2】人権と人権がぶつかり合ったとき、それを調整するための「みんなの幸せ」を意味する言葉は何ですか。
【問3】職業選択の自由などが 公共の福祉 によって制限されることを定めた、憲法第何条について学習しましたか。
【問4】SNSなどで人の悪口を書き込むことは、何の自由の「制限」にあたりますか。
【問5】警察官や消防士などの公務員が、火事などの緊急時に活動を停止させないために制限されている権利は何ですか。
5. 基礎用語の確認問題の答え
- 【問1】 勤労の義務、納税の義務、普通教育を受けさせる義務
- 【問2】 公共の福祉
- 【問3】 第22条
- 【問4】 表現の自由
- 【問5】 労働基本権(ストライキ権など)
6. 高校入試対応:記述問題
【問題】 なぜ、警察官や消防士などの公務員には、ストライキ(労働基本権の一部)が認められていないのですか。 公共の福祉 という言葉を使って説明しなさい。
7. 高校入試対応:記述問題の答え
【解答例】
消防や警察が止まると社会全体が混乱し、多くの人の命や安全が脅かされるため、公共の福祉(みんなの幸せ)を優先して権利が制限されているから。まとめ: 人権は大切ですが、自分の自由が「誰かの迷惑」になっていないか考えることも大切です。 公共の福祉(みんなの幸せ)のために、お互いにルールを守り、義務 を果たしながら生活していきましょう!
