皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。
「バイトでブラックな働き方をさせられたらどうしよう……」
「テストで『三権』と『三法』がごちゃ混ぜになって覚えられない!」
将来、皆さんが社会に出て働くときに自分を守ってくれる最強の武器、それが「労働者の権利」です。でも、似たような名前が多くてややこしいですよね。
今回は、テストに必ず出る労働三法と労働三権の違いを、一瞬で判別できる最強の覚え方と一緒に解説します!
「労働三法」と「労働三権」
1. そもそも何が違うの?「権利」と「法律」
まずは、この二つの正体をはっきりさせましょう。
- 労働三権:日本国憲法(第28条)で認められた「働く人の基本的なパワー(権利)」のことです。
- 労働三法:憲法で決められた権利を、具体的に守るために作られた「3つの法律(ルールブック)」のことです。
「三権(パワー)」を実現するために「三法(ルール)」がある、という関係性をおさえましょう!
2. 労働三権(パワー)の3つの顔
憲法第28条で保障されている、働く人の強力な権利です。
- 団結権(だんけつけん):労働組合を作る権利。一人じゃ弱いからチームを組もう!
- 団体交渉権(だんたいこうしょうけん):組合が会社と対等に話し合う権利。給料アップの交渉だ!
- 団体行動権(だんたいこうどうけん):ストライキなどをする権利。どうしてもダメなら仕事を休んで抗議だ!(別名:争議権)
3. 労働三法(ルール)の3つの顔
権利を具体的に守るための実戦的な法律です。
- 労働基準法:働く条件の「最低ライン」を決める法律(1日8時間労働など)。
- 労働組合法:労働組合をサポートし、会社が組合員をクビにするなどの嫌がらせを防ぐ法律。
- 労働関係調整法:会社と組合がケンカして解決しないとき、国が仲裁に入るルールを決める法律。
4. 【最強の覚え方】これでもう迷わない!
「どっちがどっちだっけ?」を防ぐ魔法の合言葉はこれです!
<span style=”font-size: 1.2em; font-weight: bold;”>権利は「ダン・コウ・ドウ」、法律は「キ・ク・チョウ」!</span>
- 三権:団・交・動(団結・団体交渉・団体行動)
- 三法:基・組・調(労働基準・労働組合・労働関係調整)
「権利は**行動(ドウ)すること、法律はルールを聴く(チョウ)**こと」とイメージすると、漢字の組み合わせが完璧に思い出せますよ。

5. 豆知識:ストライキ中は給料が出るの?
働く世界のリアル
団体行動権(ストライキ)は憲法で認められた権利なので、ストライキをしても「クビ」にはされません。しかし、「働いていない時間の給料」はもらえません。 これを「ノーワーク・ノーペイの原則」と言います。権利を使って戦うにも、覚悟が必要なんですね!
6. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 憲法第28条で保障されている、労働者の3つの権利をまとめて何といいますか。
【問2】 労働組合を作り、団結する権利を何といいますか。
【問3】 1日の労働時間や休憩など、働く条件の最低基準を定めた法律は何ですか。
【問4】 労働者と使用者の対立が解決しないとき、国が調整を行うための法律は何ですか。
【問5】 「三権」のうち、会社側と対等に話し合いを行う権利を何といいますか。
7. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 労働三権
【問2】 団結権
【問3】 労働基準法
【問4】 労働関係調整法
【問5】 団体交渉権
8. 入試に出る記述問題
【問題】
労働基準法が必要な理由を、「対等」という言葉を使って説明しなさい。
9. 答え
【解答例】
労働者は使用者(会社)に対して立場が弱くなりやすいため、法律で最低限の労働条件を定めることで、両者が対等な立場で労働契約を結べるようにするため。

