皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民(経済)を学びましょう。
ニュースでよく聞く「1ドル=150円になりました」という言葉。「数字が増えたんだから、円の価値も上がったんじゃないの?」と思ったあなた……実はそこが最大の落とし穴なんです!
今回は、テストで100%狙われる「円高・円安」の仕組みを、海外旅行と100万円の車を例に、中学生の皆さんにスッキリ解説します。10分後には、あなたも「円安だから今は海外旅行はやめとこうかな」なんて言えるようになりますよ!
1. 円高・円安の正体:数字にだまされるな!
まず、基本のルールを覚えましょう。為替(かわせ)とは、お金とお金の交換比率のことです。
基準を「1ドル=100円」として考えてみます。
| パターン | 為替レート | 意味 |
| 円高(えんだか) | 1ドル=50円 | 少ない円でドルが買える! → 円のパワーが上がった |
| 円安(えんやす) | 1ドル=200円 | たくさん円を出さないとドルが買えない! → 円のパワーが下がった |
★ 絶対忘れない覚え方!
数字が減る(100→50)のが円高、数字が増える(100→200)のが円安です。
「1円の価値が強くなったから、安い値段でドルが買えるようになった=円高」とイメージしましょう。
2. 【海外旅行編】おトクなのはどっち?
1万円を持ってアメリカ旅行に行き、100ドルのバッグを買いたいとします。
- 円高(1ドル=50円)のとき:1万円を両替すると 200ドル ゲット!100ドルのバッグが2個も買えます。やったね!
- 円安(1ドル=200円)のとき:1万円を両替しても 50ドル にしかならない……。100ドルのバッグは買えません。ガーン。
つまり、海外旅行や輸入(外国のものを買う)には「円高」が圧倒的に有利なんです。輸入している小麦やガソリンも、円高になれば安くなります。
3. 【輸出編】日本の車が世界で爆売れするのは?
今度は逆に、日本の会社が100万円の車をアメリカで売る場合を考えます。
- 円高(1ドル=50円)のとき:アメリカでの値段は 2万ドル になります。アメリカ人には「高い!」と思われて売れにくい。
- 円安(1ドル=200円)のとき:アメリカでの値段は 5000ドル になります! 激安!
同じ100万円の車なのに、円安になるだけでアメリカ人は安く買えるようになります。だから、輸出(日本のものを売る)には「円安」が有利になります。トヨタなどの大きな会社が「円安で利益が過去最高!」となるのはこのためです。
4. 【豆知識】マックのポテトがSサイズになる理由
最近、マクドナルドのポテトが値上げされたり、セットがSサイズだけになったりしたことがありましたよね。あれも実は「円安」が大きく関係しています。
★ なぜ円安でポテトが困る?
マックのポテトの材料(じゃがいも)は、ほとんどアメリカなどからの輸入です。
円安になると、じゃがいもを買うためにたくさんのお金が必要になります。つまり、材料費が高くなってしまうのです。
私たちが大好きな輸入食品が値上がりするのは、円安の影響がとっても大きいんですよ!
5. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 日本の「円」と外国の通貨を交換する比率のことを何といいますか。
【問2】 1ドル100円から1ドル80円になったとき、これを「円高」「円安」のどちらといいますか。
【問3】 海外旅行に行くとき、より多くの外貨に交換できておトクなのはどちらの状態ですか。
【問4】 日本の自動車メーカーが、海外で製品を安く売ることができて有利になるのはどちらの状態ですか。
【問5】 円安になると、海外から輸入しているガソリンや小麦の値段はどうなる傾向にありますか。
6. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 為替相場(かわせそうば)/為替レート
【問2】 円高(円の価値が上がったから)
【問3】 円高
【問4】 円安
【問5】 上がる(高くなる)

