皆さん、こんにちは!「社会人先生」です。今日も楽しく公民を学んでいきましょう。
皆さんが今持っているスマホ、今日のお昼に食べたハンバーガー、応援している大谷翔平選手。これらすべてに共通するキーワードを知っていますか?
それは、グローバル化です。
2026年現在、世界はかつてないほど密接につながっています。私たちの生活はもはや日本という枠組みだけでは語れません。今回は、世界がどうつながり、どんな課題を抱えているのかを徹底解剖します!
グローバル化
1. グローバル化ってなに?
グローバル化とは、「人や物、お金や情報などの移動が、国境をこえて地球規模に広がっていくこと」をいいます。
私たちの周りには、グローバル化の事例があふれています。
- 人の移動:大谷翔平選手やダルビッシュ有選手がメジャーリーグで活躍したり、日本で多くの外国出身選手や監督(サンフレッチェ広島の監督など)が活躍したりすること。
- 物の移動:日本にいながらアメリカで開発されたiPhoneを使い、スペイン発のZARAで服を買い、マクドナルドで食事をすること。
- 情報の移動:SNSを通じて、地球の裏側の流行を一瞬で共有すること。
豆知識:貿易額は「142倍」に!?
世界の貿易額は、1960年には約1,300億ドルでしたが、2015年には約18.5兆ドルへと、なんと約142倍にも膨れ上がっています。これだけ多くの「物」が世界中を駆け巡っているんですね!
2. 社会の変化:得意を活かす「国際分業」
グローバル化が進むと、国どうしが「得意なこと」を分担するようになります。これを国際分業(こくさいぶんぎょう)といいます。
国際分業と国際競争
- 日本の戦略:日本は自動車や精密機械などの「得意な産業」に力を入れ、世界中に輸出しています。一方で、エネルギー資源や食料などは他国から輸入しています。
- 国際競争の激化:日本の自動車が売れると、アメリカやドイツ、韓国などの企業と激しく競うことになります。かつてはアメリカで日本車が壊される「貿易摩擦」が起きたこともありました。
国際協力の広がり
競争だけでなく、協力も進んでいます。
- 青年海外協力隊:日本人が海外へ渡り、教育や技術を伝えています。
- 専門家の活躍:アフリカで農作物を食い荒らすバッタの駆除を行うなど、日本人が世界の課題解決に貢献しています。
3. グローバル化の影:パンデミックの恐怖
グローバル化は便利なことばかりではありません。人や物の移動が激しくなったことで、負の影響も一瞬で世界に広がってしまいます。
その最大の例が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行、いわゆるパンデミックです。
- なぜ一気に広がった?:飛行機などで人が短時間に国境を越えて大量に移動するため、ウイルスもあっという間に地球全体へ運ばれてしまいました。
- 経済への打撃:一つの国で工場が止まると、国際分業をしている他の国で製品が作れなくなる「サプライチェーンの断絶」も起きました。
4. 基礎用語の確認問題(5問)
【問1】 人や物、お金などが国境を越えて地球規模で動くようになる現象を何といいますか。
【問2】 各国が自分の得意な産業に集中し、足りないものを補い合う仕組みを何といいますか。
【問3】 世界の貿易額(2015年)は1960年と比べて約何倍になりましたか。
【問4】 日本が外交の基軸としている、アメリカとの安全保障に関する条約は何ですか。
【問5】 感染症が世界的に大流行することを何といいますか。
5. 基礎用語の確認問題の答え
【問1】 グローバル化
【問2】 国際分業
【問3】 142倍
【問4】 日米安全保障条約
【問5】 パンデミック
6. 入試に出る記述問題
【問題】
グローバル化が進んだ社会において、感染症の拡大が防ぎにくいのはなぜか。「移動」という言葉を使って説明しなさい。
7. 答え
【解答例】
航空網の発達などにより、短期間で大量の人や物が国境を越えて移動するため、ウイルスが特定の地域にとどまらず、一気に地球規模へと拡散してしまうから。
